No. 5 プロジェクト主導者
(これまでの 白田秀彰の「現実デバッグ」はこちら。)プロジェクトで主導権を握る人物(以下、「主導者」)は、プロジェクトの進行に対する「貢献の量」をもって評判を獲得し、コミュニティの中での漠然とした地位を獲得していく。もちろん、この貢献には金銭的対価は存在しない。経済的インセンティヴが無いのにも関わらず、なぜボランティアは貢献するのか? マズローの欲求段階説でいう、「集団帰属欲求」「認知欲求」「自己実現欲求」などの高度な欲求に基づいて行われている面もあるだろう。
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しかし、私自身が かつての Nifty Serve において、複数のオンライン・ソフトウェアの開発者利用者コミュニティに属していた経験から言えば、第一の動機は、「このバグを潰してほしい」「この機能を追加してほしい」「このように改善してほしい」という、プロジェクトが生み出す成果そのものに対する欲求だった。黙っていると、自分の抱えた問題や改善欲求は解消されない。しかし、コミュニティで声を挙げて具体的に提案すれば、また、その提案が他の多くのボランティアの賛同を得ることができるならば、その問題は速やかに改善され、自らが愛しているソフトウェアが、自らの望む方向に発展した。ここがとても大事な点だ。この経験は、その後の私の思考行動様式にも強くポジティヴな影響を及ぼしている[1]。「求めよ、さらば与えられん」だ。プロジェクトに積極的に関与し、その中で評価を高めていく参加者は、そのプロジェクト自体に強い利害を持っている人物だ...
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(引用 livedoorニュース)
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